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木の上のコロニー―網走湖畔のアオサギ

 

網走湖畔探鳥遊歩道と水芭蕉春、というと芽吹きの季節。暖かな風と日差しがまぶしい頃だが、網走の3月、4月はまだ雪が残り埃っぽく、景色もかすみがかっている。5月も半ばを過ぎるとようやく気温が上がり、遅い春と初夏が一度にやってきて、散策でもしようか、という気分になる。
網走湖畔は水芭蕉や桜、コブシが咲き、散策にはぴったり。張っていた氷がすっかりなくなった揺れる湖面を眺めると、すでに初夏の訪れが感じられる。

 

ヤチダモの木にかけられた巣視線を上げ、芽吹いたばかりの湖畔のヤチダモに目をやると、面白い物が見つかる。梢の上にアンバランスに絡まった大きな小枝のかたまり。アオサギの巣である。気付けばあちらこちらの木にこれがある。
網走湖畔は国内最大級のアオサギのコロニーで、かけられた巣の数は1300を超えるといわれている。アオサギは毎年同じ場所に営巣し、時には前の年にかけた巣を直して使うこともあるという。網走湖は餌となる魚が豊富で、市街地からも離れた静かな環境であることが居心地のよい理由なのだろうか。

 

家主は夏の湖畔にじっと立って魚を狙っている。体長1m弱とサギ類の中では最も体が大きく、遠くからでも目立つ。春に営巣し、ヒナが巣立つのは夏。秋には群れをなして渡りをはじめ、雪の前にコロニーは静まり返る。

 

アオサギ

 

数年前道路にアオサギの死骸が横たわっていてギョッとした。その年はそんなアオサギを二度ほど見たが、あんな大きな鳥がどういうわけで車に轢かれてしまったのだろう。巣から湖畔に降り立つ狙いを違えたか、道路に餌になるようなものが落ちていたのか。道東は直線道路が多く道がすいているので、車がスピードを出しすぎてアオサギを避けられなかったのかもしれない。
アオサギを襲うオジロワシもいるというが、林の伐採などによるコロニーの消滅などを考えると、最大の外敵は人間である。他のコロニーでは餌場が人間の生活圏になってしまったため、警戒心が強いといわれるアオサギでさえ、生活スタイルを変えてなんとか生き延びている例もあるという。

港にやってきたアオサギ夏場の散策はもちろんアオサギを驚かせないよう、遠くから見守るだけに。またこの湖畔にアオサギが帰ってくることができるように‥

 

(参考:「アオサギを議論するページ」http://www5c.biglobe.ne.jp/~ardea/

 

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