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鯨の町-網走港捕鯨基地跡

9月、網走港ではちょっとしたイベントが行われる。町から多くの人々が見物におとずれるそれは「鯨の解体」。

網走は知る人ぞ知るかつては捕鯨で栄えた鯨の町。捕鯨は長い歴史と強い地域性をもつ、土着的な漁である。この解体も、どこで聞き付けてきたのか、鯨があがる頃になると港は人であふれだす。年寄りや子供連れも多い。彼らは鯨があざやかな刃裁きで手際よく解体されていくのを、興味津々で見守っている。昔は鯨があがると合図の汽笛をならし、それを聞いて人々が集まってきたという。

捕鯨に関しては賛否両論さまざまな意見があり、国際捕鯨委員会(IWC)では年次会合が開かれているが、捕鯨国日本に旗色はあまりよくないようである。
網走の捕鯨と町の人々の関係についていうならば、鯨は単純に「食」として捉えられているように思われる。牛、豚、鳥、魚介などと並んで鯨があるだけのこと、ただその捕獲数は周りの様々な取り決めによって、かつて港をにぎわした頃に比べて激減したため、時々しかお目にかかれなくなってしまった。見物客からもれる「おいしそう!」と言う声がそれを端的にあらわしている。一方漁師たちの視点からいえば、色々取り沙汰されても捕鯨を細々と続けているのは、昔ながらの文化と伝統の灯を絶やしたくないという願いからであろう。

付近の渚は昔鯨浜と呼ばれていたが、岸壁が造られた今はなくなり、代わりに「捕鯨基地跡」の碑が立っている。

解体作業

 

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